江戸川区一之江で頭痛・腰痛・神経痛の治療なら麻酔科専門医による痛み治療と総合診療

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痛み・しびれの治療薬について|症状に合わせた薬物治療を解説

痛みやしびれは日常生活の質(QOL)を大きく低下させる不快な症状です。
原因は筋肉の緊張、神経の障害、慢性炎症、睡眠障害などさまざまであり、症状の種類に応じて適切な薬を選択することが重要です。

ここでは当院で行っている代表的な痛み・しびれ治療について解説します。


筋緊張改善薬(筋肉のこわばりによる痛み)

筋肉の過度な緊張を緩め、肩こり・腰痛・緊張型頭痛を改善します。

⚠️ 眠気・ふらつきが出ることがあり、服用中は運転を控えてください。

■ テルネリン(チザニジン)1mg

適応

  • 頸肩腕症候群(肩こり)
  • 腰痛症
  • 緊張型頭痛

用法
1日3回内服(分3)


■ ミオナール(エペリゾン)50mg

適応

  • 頸肩腕症候群
  • 肩関節周囲炎
  • 腰痛症

用法
1日3回内服


SNRI(慢性疼痛にも効果のある抗うつ薬)

脳内のセロトニン・ノルアドレナリンに作用し、痛みの伝達を抑制します。
うつ病治療薬ですが、慢性痛治療で広く使用されています。

■ サインバルタ(デュロキセチン)

適応

  • 糖尿病性神経障害
  • 線維筋痛症
  • 慢性腰痛
  • 変形性膝関節症の疼痛

用法

  • 20mgから開始
  • 1週間以上かけて増量
  • 通常60mg/日

神経障害性疼痛治療薬(しびれ・ピリピリ痛)

神経の異常興奮を抑える薬です。

⚠️ 眠気・ふらつきが出ることがあるため運転注意。

■ タリージェ(ミロガバリン)

適応:神経障害性疼痛

用法

  • 5mg 1日2回から開始
  • 1週間以上かけて漸増
  • 最大15mg 1日2回

■ リリカ(プレガバリン)

適応:神経障害性疼痛

用法

  • 初期150mg/日(2回分服)
  • 最大600mg/日まで調整

※体格や副作用を考慮し少量開始する場合があります。


非麻薬性オピオイド鎮痛薬(中等度~強い慢性痛)

麻薬ではありませんが、強い鎮痛作用を持つ薬です。

⚠️ 眠気・ふらつきあり → 運転不可。

■ ワントラム(トラマドール徐放製剤)

適応

  • がん性疼痛
  • 慢性疼痛

用法
100mgから開始(最大400mg/日)


■ トラムセット

(トラマドール+アセトアミノフェン配合)

適応

  • 非がん性慢性疼痛

用法
1回1錠・1日4回(4時間以上間隔)


■ ノルスパンテープ(ブプレノルフィン)

貼付型鎮痛薬(7日間持続)

適応

  • 変形性関節症
  • 慢性腰痛

使用方法

  • 週1回貼替
  • 初回5mg(最大20mg)

抗不安薬(筋緊張・ストレス関連疼痛)

筋緊張や不安が強い場合に使用します。

⚠️ 眠気あり・長期使用は慎重に行います。

■ デパス(エチゾラム)

適応

  • 頸椎症
  • 腰痛症
  • 筋収縮性頭痛

用法
通常1.5mg/日(眠前投与も可)


オピオイドによる便秘対策

オピオイド使用時は便秘予防が重要です。

■ スインプロイク

適応:オピオイド誘発性便秘症
用法:0.2mg 朝1回


睡眠改善薬(痛みと睡眠の悪循環を改善)

痛みと不眠は相互に悪化します。

■ ベルソムラ

20mg眠前(高齢者15mg)

■ デエビゴ

5mg眠前(2.5~10mg調整可)

※CYP3A阻害薬併用時は減量。


注射治療

■ トリガーポイント注射

圧痛点へ局所注射を行い筋緊張を改善。

適応

  • 腰痛症
  • 肩こり
  • 神経痛

■ 仙骨硬膜外ブロック

仙骨裂孔から薬液を注入し神経炎症を抑制。

適応

  • 椎間板ヘルニア
  • 脊柱管狭窄症
  • 腰痛症
  • すべり症

※運動麻痺を避けるため低濃度で施行します。


その他の治療薬

■ ノイロトロピン

適応

  • 帯状疱疹後神経痛
  • 腰痛・肩こり
  • 変形性関節症

■ プロスタグランジン製剤(血流改善)

オパルモン(リマプロスト)

適応

  • 腰部脊柱管狭窄症による下肢痛・しびれ

⚠️ 妊婦禁忌


痛み治療で大切なポイント

  • 痛みの原因によって薬は異なる
  • 少量から開始し副作用を確認
  • 薬+リハビリ+生活改善が重要
  • 慢性痛は早期治療が改善の鍵

「年齢のせい」「我慢するしかない」と思われがちな痛みでも、適切な治療で改善する可能性があります。

痛みやしびれでお困りの方はお気軽にご相談ください。


医師監修
本記事は疼痛診療に従事する医師が医学的知見に基づき作成しています。治療内容は症状や体質により異なるため、自己判断での服薬は避け、医師へご相談ください。

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