帯状疱疹が治ったあとも痛みが続いて困っていませんか?
帯状疱疹後神経痛(PHN:Postherpetic Neuralgia)は、帯状疱疹の皮疹が治癒した後も持続する痛みであり、帯状疱疹の合併症の中で最も頻度が高い病気です。
見た目の発疹が治っても痛みだけが残るため、「もう治ったはずなのに痛い」と不安になる方も少なくありません。
ここでは、帯状疱疹後神経痛の原因や症状、治療について分かりやすく解説します。
帯状疱疹後神経痛(PHN)の原因
帯状疱疹は、水痘・帯状疱疹ウイルスが神経に炎症を起こすことで発症します。
このときウイルスによって神経が傷つくと、皮疹が治った後も神経の異常な興奮状態が続くことがあります。
その結果、
- 痛みを強く感じやすくなる(痛覚過敏)
- 本来痛みを感じない刺激でも痛みとして認識する(アロディニア)
といった症状が生じると考えられています。
帯状疱疹後神経痛の主な症状
症状の現れ方には個人差がありますが、代表的には次のような痛みがみられます。
- 持続的に焼けるような痛み
- 一定の間隔で起こる刺すような痛み
- ひりひり・チカチカ・ズキズキする感覚
- 締めつけられるような痛み
- 電気が走るような痛み
- 感覚が鈍くなる(感覚鈍麻)
- 触れるだけで痛い(アロディニア)
痛みは常に続く場合もあれば、間欠的に出現する場合もあります。
痛みはどのくらい続く?
帯状疱疹後神経痛の経過は人によって異なります。
- 数か月で自然に改善するケース
- 1年以上持続するケース
- まれに数年続く慢性疼痛になるケース
特に高齢者では長引きやすい傾向があります。
帯状疱疹後神経痛の治療
帯状疱疹後神経痛は「我慢するしかない痛み」ではありません。
適切な治療によって症状の改善が期待できます。
主な治療方法は以下です。
薬物療法
- 神経障害性疼痛治療薬
- 鎮痛薬
- 外用薬(貼付薬など)
神経ブロック注射
神経周囲に局所麻酔薬などを注射し、痛みの伝達を抑える治療です。
強い痛みや薬で十分な効果が得られない場合に有効なことがあります。
まとめ|帯状疱疹後の痛みは早めの相談を
帯状疱疹後神経痛は、皮疹が治った後にも続く神経の痛みです。
- 焼けるような痛みや電撃痛が特徴
- 触れるだけでも痛みを感じることがある
- 早期治療が長期化予防につながる
「帯状疱疹は治ったのに痛みだけ残っている」という場合は、我慢せず医療機関へご相談ください。