不眠症の治療ではさまざまな睡眠薬が使用されます。
しかし患者さんからは
- 一番よく効く睡眠薬は?
- 依存が少ない睡眠薬は?
- 新しい睡眠薬はどれ?
といった質問を受けることが多くあります。
この記事では医師の立場から、
現在使用されている主な睡眠薬を特徴ごとに解説します。
※睡眠薬の効果は個人差があり、医師の判断で処方されます。
睡眠薬ランキング(総合)
不眠症治療でよく使用される睡眠薬を
効果・安全性・使いやすさの観点からまとめると次のようになります。
| 順位 | 薬剤名 | 特徴 |
|---|---|---|
| 1位 | デエビゴ | 入眠+睡眠維持に強い |
| 2位 | クービビック | 翌日の眠気が少ない |
| 3位 | ベルソムラ | 中途覚醒に強い |
| 4位 | ルネスタ | 入眠障害に有効 |
| 5位 | マイスリー | 即効性が高い |
近年は オレキシン受容体拮抗薬 が第一選択になることも増えています。
1位 デエビゴ(レンボレキサント)
オレキシン受容体拮抗薬の1つで、
現在不眠症治療で広く使用されています。
特徴
- 入眠効果
- 睡眠維持効果
- 依存が少ない
多くの不眠症タイプに使用できるため
総合的にバランスの良い睡眠薬といえます。
2位 クービビック(ダリドレキサント)
比較的新しいオレキシン睡眠薬です。
特徴
- 翌日眠気が少ない
- 日中のパフォーマンス改善
- 睡眠の質改善
比較的 自然な睡眠に近いといわれています。
3位 ベルソムラ(スボレキサント)
世界初のオレキシン睡眠薬です。
特徴
- 睡眠維持効果
- 中途覚醒改善
夜中に目が覚めるタイプの不眠に使用されます。
4位 ルネスタ(エスゾピクロン)
非ベンゾジアゼピン系睡眠薬です。
特徴
- 入眠効果
- 睡眠維持効果
ただし
- 苦味
- 依存
などが問題になることがあります。
5位 マイスリー(ゾルピデム)
世界的に使用されている睡眠薬です。
特徴
- 即効性
- 入眠障害に強い
寝つきが悪い不眠に使われます。
依存が少ない睡眠薬ランキング
| 順位 | 薬 |
|---|---|
| 1位 | ロゼレム |
| 2位 | デエビゴ |
| 3位 | クービビック |
| 4位 | ベルソムラ |
メラトニン受容体作動薬やオレキシン薬は
依存が少ない睡眠薬とされています。
睡眠薬の選び方
睡眠薬は症状によって使い分けます。
| 不眠タイプ | 使われる薬 |
|---|---|
| 入眠障害 | マイスリー |
| 中途覚醒 | デエビゴ |
| 睡眠リズム障害 | ロゼレム |
年齢や体質によっても選択は異なります。
睡眠薬は自己判断で使用しない
睡眠薬は適切に使用すれば安全ですが、
- 個人輸入
- 自己判断で増量
などは危険です。
不眠症が続く場合は
医療機関で相談しましょう。
よくある質問(FAQ)
Q 一番強い睡眠薬はどれですか?
効果は個人差があり一概に順位をつけることはできませんが、症状によって最適な薬が異なります。
Q 依存しにくい睡眠薬はありますか?
メラトニン受容体作動薬やオレキシン受容体拮抗薬は依存が比較的少ないとされています。
Q 睡眠薬は毎日飲んでも大丈夫ですか?
医師の指示のもとで使用する場合は継続使用することもあります。
Q 市販の睡眠薬は効果がありますか?
軽い不眠には有効な場合がありますが、不眠症では処方薬が必要になることがあります。
Q 睡眠薬はどの診療科で処方されますか?
内科、精神科、心療内科などで処方されます。
この記事の監修医師
あんどうファミリークリニック 院長 安藤 岳史
医師。地域医療・在宅医療を中心に診療を行い、日常診療に基づいた医学的知見をもとに医療情報を発信しています。 本記事は最新の医学的知見および臨床経験に基づき作成・監修されています。
※本記事は一般的な医療情報の提供を目的としており、個別の診断・治療を代替するものではありません。症状がある場合は医療機関へご相談ください。