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ペインクリニック

医師が解説|しびれの原因とは?危険な症状・考えられる病気・受診の目安

手や足の「しびれ」は、多くの人が経験する症状の一つです。
正座をしたあとに足がジンジンするような一時的なしびれであれば心配はありませんが、長く続くしびれや突然起こるしびれの中には重大な病気が隠れていることがあります。

特に以下のような症状がある場合は注意が必要です。

  • 片側の手足だけしびれる
  • しびれに加えて力が入りにくい
  • ろれつが回らない
  • 激しい頭痛やめまいを伴う

これらは脳や神経の病気の可能性があります。

この記事では

  • しびれの原因
  • 考えられる病気
  • 受診の目安
  • 自宅でできる対処法

を医師監修のもと詳しく解説します。


しびれとは

しびれとは

  • ピリピリ
  • ジンジン
  • チクチク
  • 感覚が鈍い

などの感覚異常のことを指します。

医学的には

神経の異常によって起こる感覚障害

と考えられています。

神経は

  • 脊髄
  • 末梢神経

から構成されており、これらのどこかに異常が起こるとしびれが生じます。


しびれの主な原因

しびれの原因は大きく分けて以下の4つです。

1 神経の圧迫

最も多い原因です。

  • 長時間同じ姿勢
  • 椎間板ヘルニア
  • 手根管症候群

神経が圧迫されると信号が正常に伝わらなくなり、しびれが起こります。


2 血流障害

血液の流れが悪くなることで神経が酸素不足になり、しびれが生じます。

  • 冷え
  • 動脈硬化
  • 血管の詰まり

3 神経の病気

神経自体の病気でもしびれが起こります。

  • 糖尿病性神経障害
  • 多発神経炎
  • ギラン・バレー症候群

4 脳の病気

脳の病気では、片側のしびれとして現れることが多いです。

  • 脳梗塞
  • 脳出血
  • 脳腫瘍

突然のしびれは特に注意が必要です。


しびれを起こす主な病気

しびれの原因となる代表的な病気を解説します。


脳梗塞

脳の血管が詰まり、脳の一部が障害される病気です。

症状

  • 片側の手足のしびれ
  • 力が入らない
  • ろれつが回らない
  • 顔のゆがみ

突然発症するのが特徴です。

緊急治療が必要になるため、疑われる場合は救急受診が必要です。


椎間板ヘルニア

背骨のクッション(椎間板)が飛び出し、神経を圧迫する病気です。

症状

  • 腰痛
  • 足のしびれ
  • 坐骨神経痛

腰椎ヘルニアでは、片足にしびれが出ることが多いです。


手根管症候群

手首の神経が圧迫される病気です。

特徴

  • 親指〜薬指のしびれ
  • 夜間に悪化
  • 手を振ると改善

女性に多い病気です。


糖尿病性神経障害

糖尿病が長く続くと神経が障害されます。

症状

  • 足先のしびれ
  • 感覚が鈍い
  • 痛み

左右対称に起こることが多いのが特徴です。


頚椎症

首の骨の変形により神経が圧迫される病気です。

症状

  • 手のしびれ
  • 首の痛み
  • 肩こり

中高年に多い病気です。


危険なしびれの特徴

以下の症状がある場合は 緊急受診が必要です。

片側のしびれ

脳梗塞の可能性があります。


ろれつが回らない

脳の異常の可能性があります。


力が入らない

麻痺が起きている可能性があります。


激しい頭痛

脳出血の可能性があります。


突然起こったしびれ

急性疾患の可能性があります。


しびれが続くときの受診目安

以下の場合は医療機関を受診しましょう。

早めの受診

  • 数日以上続く
  • 徐々に悪化している
  • 痛みを伴う

緊急受診

  • 片側のしびれ
  • 麻痺
  • 言葉が出ない
  • 激しい頭痛

病院ではどんな検査をする?

しびれの原因を調べるため、以下の検査が行われます。

問診

  • いつから症状があるか
  • どこがしびれるか
  • どのようなしびれか

神経学的診察

感覚や筋力を確認します。


血液検査

糖尿病などを確認します。


画像検査

  • MRI
  • CT

脳や脊椎の異常を調べます。


しびれの治療

原因によって治療は異なります。

主な治療は以下です。


薬物療法

  • 神経痛薬
  • ビタミンB12
  • 鎮痛薬

リハビリ

神経や筋肉の機能を回復させます。


手術

ヘルニアなど神経圧迫が強い場合に行います。


自宅でできるしびれ対策

軽いしびれの場合は生活改善で改善することもあります。

姿勢を改善

長時間同じ姿勢を避ける。


ストレッチ

血流を改善します。


体を温める

冷えによるしびれを改善します。


糖尿病の管理

血糖コントロールが重要です。


まとめ

しびれはよくある症状ですが、重大な病気のサインである場合もあります。

特に注意すべき症状

  • 片側のしびれ
  • 麻痺
  • ろれつ障害
  • 突然発症

これらがある場合はすぐに医療機関を受診しましょう。

症状が続く場合も、早めに医師へ相談することが大切です。


しびれについてよくある質問(FAQ)

Q1 手足のしびれはなぜ起こる?

神経の圧迫、血流障害、神経疾患、脳の病気などが原因で起こります。


Q2 しびれはストレスでも起こりますか?

ストレスや自律神経の乱れによってしびれのような感覚が出ることがあります。


Q3 片側のしびれは危険ですか?

脳梗塞などの可能性があるため、早急に受診が必要です。


Q4 足のしびれは腰の病気ですか?

椎間板ヘルニアや坐骨神経痛など腰の病気が原因になることがあります。


Q5 手のしびれの原因は?

手根管症候群、頚椎症、神経圧迫などが考えられます。


Q6 しびれは自然に治りますか?

姿勢や血流が原因の場合は自然に改善することもあります。


Q7 糖尿病でしびれは起こりますか?

糖尿病性神経障害により足先のしびれが起こることがあります。


Q8 どの診療科を受診すればいい?

  • 神経内科
  • 整形外科
  • 内科

などが対象になります。


Q9 しびれが長く続く場合は?

神経障害の可能性があるため医療機関を受診しましょう。


Q10 救急受診が必要なしびれは?

  • 片側の麻痺
  • ろれつ障害
  • 激しい頭痛

がある場合です。


この記事の監修医師

あんどうファミリークリニック 院長 安藤 岳史

医師。地域医療・在宅医療を中心に診療を行い、日常診療に基づいた医学的知見をもとに医療情報を発信しています。 本記事は最新の医学的知見および臨床経験に基づき作成・監修されています。

※本記事は一般的な医療情報の提供を目的としており、個別の診断・治療を代替するものではありません。症状がある場合は医療機関へご相談ください。

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