子どもの下痢とは
下痢とは、通常よりも水分の多い便が頻回に出る状態をいいます。
子どもでは胃腸炎などの感染症によって下痢が起こることが多く、比較的よくみられる症状です。
多くの場合は数日で改善しますが、下痢が続くと脱水になることがあるため注意が必要です。
子どもの下痢の主な原因
ウイルス性胃腸炎
子どもの下痢の最も多い原因です。
主な原因ウイルス
・ノロウイルス
・ロタウイルス
・アデノウイルス
症状
・下痢
・嘔吐
・発熱
・腹痛
細菌性腸炎
細菌感染によって起こる腸炎です。
原因
・カンピロバクター
・サルモネラ
・腸管出血性大腸菌(O157)
症状
・下痢
・腹痛
・発熱
・血便
食べ過ぎ・消化不良
脂っこい食事や冷たい飲み物などが原因で下痢を起こすことがあります。
乳糖不耐症
乳製品を消化しにくい体質の子どもでは下痢が起こることがあります。
子どもの下痢で受診すべき目安
次の症状がある場合は医療機関を受診しましょう。
すぐ受診
・ぐったりしている
・水分が取れない
・血便がある
・強い腹痛
早めに受診
・下痢が数日続く
・発熱がある
・嘔吐を伴う
・食事が取れない
下痢で注意すべき脱水症状
下痢が続くと脱水になることがあります。
主な症状
・尿量が減る
・口が乾く
・涙が出ない
・ぐったりしている
このような症状がある場合は早めに受診しましょう。
自宅でできる対処法
水分補給
脱水を防ぐために水分補給が重要です。
おすすめ
・経口補水液
・麦茶
・水
食事は無理に与えない
下痢が強いときは無理に食べさせる必要はありません。
症状が落ち着いたら消化のよい食事から再開します。
おむつかぶれに注意
下痢が続くとおむつかぶれが起こりやすくなります。
おむつ交換をこまめに行いましょう。
下痢が長引く場合に考えられる病気
下痢が 2週間以上続く場合は次の病気の可能性があります。
・慢性腸炎
・食物アレルギー
・乳糖不耐症
長引く場合は医療機関を受診しましょう。
まとめ
子どもの下痢の多くはウイルス性胃腸炎による一時的なものですが、脱水や細菌感染が原因となる場合もあります。
次のような場合は受診を検討しましょう。
・水分が取れない
・血便がある
・ぐったりしている
心配な場合は医療機関へ相談することが大切です。
子どもの下痢 FAQ
Q1 子どもの下痢は何日くらい続きますか
ウイルス性胃腸炎の場合は通常2〜3日程度で改善します。
Q2 下痢のときに食事は必要ですか
無理に食べさせる必要はありません。
Q3 下痢のときに牛乳は飲んでもよいですか
症状が強いときは控えた方がよい場合があります。
Q4 下痢で脱水になることはありますか
下痢が続くと脱水になることがあります。
Q5 下痢のときに経口補水液は有効ですか
脱水予防のために有効です。
Q6 下痢のときにお風呂に入ってもよいですか
元気があれば短時間の入浴は可能です。
Q7 下痢で保育園や学校に行けますか
症状が強い場合は自宅で安静にしましょう。
Q8 下痢が長引く場合はどんな病気が考えられますか
慢性腸炎や食物アレルギーなどが考えられます。
Q9 下痢のときに薬は必要ですか
原因によっては薬が必要になることがあります。
Q10 下痢で救急受診が必要な症状はありますか
ぐったりしている、水分が取れない、血便がある場合は受診が必要です。
この記事の監修医師
あんどうファミリークリニック 院長 安藤 岳史
医師。地域医療・在宅医療を中心に診療を行い、日常診療に基づいた医学的知見をもとに医療情報を発信しています。 本記事は最新の医学的知見および臨床経験に基づき作成・監修されています。
※本記事は一般的な医療情報の提供を目的としており、個別の診断・治療を代替するものではありません。症状がある場合は医療機関へご相談ください。